香誓人物録

レクシア

物語開始時点|大序章「花霞の離宮」

王の静域である花霞の離宮で、 カシウスの喜びも焦燥も静かに受け取る女性。
言葉を遮らず、長く王の安らぎを支えてきた。

この頁は大序章「花霞の離宮」までに明かされた情報を中心に構成しています。

藤の花が咲く花霞の離宮に立つレクシア
物語開始時点の姿|大序章「花霞の離宮」

外見

髪
栗金色の長髪。 やわらかな波を描きながら背へ流れ、 落ち着いた気品を感じさせる。
瞳
穏やかな灰青。 相手を急かさず、静かに受け止める眼差し。
表情
言葉少なく、やわらかな微笑を浮かべる。 感情を荒立てることは少ない。
佇まい
華やかさを競うのではなく、 控えめな所作の中に確かな品を保つ。
印象
王妃が「表の光」なら、レクシアは「静かな影」。 慎みの奥に、自らの誇りを秘めている。

装い

花霞の離宮では、淡衣を纏う。

王の傍に立ちながらも正妃の座を脅かす華美さは求めず、 静かな気品と慎みを崩さない装い。

立場

王カシウスの愛妾。 公にはその存在を隠されながら、宮廷内部では 知る人ぞ知る女性として扱われている。

宿香

藤蜂蜜

安らぎと慎みの香。

この夜にいた場所

グランメル王国 王都アストリア 王宮東端 月淡の丘 花霞の離宮

この時点での記録

名
レクシア
年齢
49歳(この年に50歳)
地位
王カシウスの愛妾
立場
公的には存在を伏せられているが、 宮廷内部では「知る人ぞ知る」人物
評判
王妃が表の光なら、レクシアは静かな影。 民衆には、その存在をほとんど知られていない。

この夜の記録

  • 聖女の兆しに沸いた夜、 花霞の離宮でカシウスを迎えた。
  • 王が聖女不在の二十三年と、 ようやく現れた兆しへの高揚を語る間、 酒を整え、言葉を遮らずに聞いた。
  • 香願から香祈へ改元した夜にも傍におり、 「祈」の字が乱れないよう、 揺れかけた灯を手で覆っていた。
  • 薄明に「しばらく、この離宮には来れない」と告げられると、 藤蜂蜜の甘さは引いた。 それでも何も問わず、王の外套を整えた。
王の喜びも焦燥も、
言葉より先に香で受け取る。

本人より

「ええ。
藤蜂蜜が勝手に応えただけです」

初登場

大序章「香の呪縛」
花霞の離宮

花霞の離宮、白南天の白、藤蜂蜜の息