香誓人物録
ヴァルド
物語開始時点|大序章「三夜の告知」
香塔の聖女選定局長として、五十人の候補へ三夜の儀式を告げる人物。
感情を映さぬ黒緑の瞳と、口元へ指を寄せる仕草が、セラフィナへ理由の分からない恐怖を残します。
この頁は大序章「三夜の告知」までに明かされた情報を中心に構成しています。
外見
- 髪
- 硬く真っ直ぐな薄鈍色。 香塔式の短髪で、耳を覆う長さの側髪を残し、前髪は中央から左右へ分かれる。
- 瞳
- 感情を読み取らせない黒緑。 対象を観察する時だけ、冷たい眼差しの奥へ異様な集中が宿る。
- 体格
- 身長約178cm。青白い肌を持つ痩躯。 細身ながら、しなやかで柔軟性の高い体格。
- 印象
- 学者然とした理知的で整った顔立ち。 滑らかな所作と声の奥に、名づけられない違和感と不穏な色気を漂わせる。
装い
薄鈍と黒を重ねた香塔の官衣。 細い刺繍と留め具まで整えられた、学究と権威を感じさせる装い。
聖女選定の現場責任者として、 儀式を説明する者にふさわしい冷静さと隙のなさを保つ。
身につけているもの
黒い革手袋。 手袋の理由は語られず、指を鼻や口元へ寄せる仕草だけが、 セラフィナの胸に説明できない警戒を呼び起こす。
宿香
焦蜜香
平時は厳しく抑えられ、ほとんど無香に近い。 その制御がわずかに揺らぐ時だけ、 焦がれるような蜜の甘さが湿り気を帯びて滲む。
宿香を寄せた時と場所
グランメル王国
王都アストリア
神殿島
第二祈域環 高位拝殿
椿静月一日 薔荊陽(十一刻)
この時点での記録
- 名
- ヴァルド=クレヴィス
- 年齢
- 37歳(この年に38歳)
- 立場
- 香塔 聖女選定局長
- 役目
- 聖女選定の現場責任者として、 第一夜の星禊、第二夜の星語、第三夜の星結を候補たちへ告げる。
人物を表す一言
三夜の内側を告げる、香塔の観察者
初登場
大序章「香の呪縛」
三夜の告知
王座の沈香、継紅の白檀、知と武の香