「聖女塔の名に恥じぬよう、今年こそ聖女を出す。
――いや、出さねばならぬ」
王都の信頼が揺らげば、香塔の意味も失われる。
封蝋へ紋を刻み、翌日の評定へ向かう決意を閉じ込める言葉です。
初登場紹介|大序章
グレイオス
「星図の呼吸」
〈桂と丁子、封蝋の温、灯が三つ〉
椿静月一日の夜。紫煙がくゆる香塔の聖女塔。
黒檀の卓に三つの焔が映るなか、聖女監グレイオスは星図を背に座します。
三夜の告知を終えたヴァルドの報告を受け取り、
王都の信頼と香塔の意味を背負って、翌日の評定へ備える場面です。
香塔・聖女監の記録
グレイオス
物語開始時点|大序章「星図の呼吸」
影銀の監衣の袖口を整え、封蝋の縁を親指でなぞりながら報告を求めます。 ヴァルドの言葉を受けても表情を崩さず、 砂時計の音と三つの焔を数えながら、評定の段取りへ意識を移します。
三つの灯と封蝋
この夜をつなぐもの
星図の呼吸
椿静月一日
梅光陰(十九刻)
香塔 聖女塔
紫煙
星図の金線
三つの焔
影銀の監衣
封蝋の温
古書霧香
「今年こそ聖女を出す」