あの夜は、やっぱり苺香目当てで?
リリカと同じ香なのか、確かめなくてはならん。
初登場紹介|大序章
「椿の影」〈苺の余香、白椿の静けさ、鐘の尾、紅の影〉
香ひらきから半刻。成人の宿香としてひらいた苺を確かめるように、
セラフィナの前へ現れた父ダリウス。
手にしていたのは、香ひらきの夜には似つかわしくない、深い紅の椿。
彼が娘に見ていたのは、セラフィナ自身なのか。
それとも、亡き妻リリカの面影なのか。
父と娘のあいだにあったものが、初めて拒絶によって断ち切られた夜の紹介です。
香姫寮環の記録
物語開始時点|大序章「椿の影」
成人したセラフィナの苺香を確かめるため、深紅の椿を手に現れました。 聖女候補を望む娘へ、家に戻るよう迫ります。 けれど、その灰青の瞳が探していたのは、セラフィナの中に残る亡き妻リリカの面影でした。
あの夜は、やっぱり苺香目当てで?
リリカと同じ香なのか、確かめなくてはならん。
ぶっちゃけ、セラフィナに手を出したりとか……
するか! リリカならともかく。
ダリパパにとって、リリカとは?
……。
この夜をつなぐもの