星の変化は、すぐに分かった?
星読なら、わかるでしょ。ま、読み解けるかは才能だよね。
初登場紹介|大序章
「星読と香ひらきの夜」〈遠鐘、夜金と苺〉
この頁の人物星冠台の少年/セラフィナ
北の星冠台で読まれた、双子星《タウライア》の変調。 南西へ放たれた薄紫の幻鳥。 その遠鐘の先で、セラフィナの苺香が成人の宿香としてひらく。 離れた二つの場所で、二人が初めて姿を見せた夜の紹介です。
星冠台の記録
物語開始時点|大序章「星読と香ひらきの夜」
双子星のわずかな光の差を読み、変化の兆しを薄紫の幻鳥へ託して、南西の王都へ送り出しました。
星の変化は、すぐに分かった?
星読なら、わかるでしょ。ま、読み解けるかは才能だよね。
幻鳥は、どこへ送ったの?
きまってるじゃん。何とかしてくれる人のところ。
名前を伏せられている気分は?
ほんと、なんで? 誰かと間違えさせようとしてる?
香姫寮環の記録
物語開始時点|大序章「星読と香ひらきの夜」
成人の刻を待ちながら鐘の名をひとつずつ追い、ソレイユのたてがみの腕輪を支えにして、苺香が成人の宿香としてひらく時を迎えました。
香ひらきの夜に、苺香が初めて生まれたのですか?
いいえ。苺香は、生まれた時から一緒です。あの夜、成人の宿香としてひらきました。
鐘の名前と、セラフィナ様の変化は関係していたのでしょうか?
はい。鐘の名前をひとつずつ追っていたのですが、その名前と重なるように、わたしの心や香も少しずつ変化していって……不思議でした。
香ひらきを待つあいだ、いちばん心強かったものは?
ソレイユのたてがみの腕輪です。いただいたばかりでしたし、触れていると少し落ち着きました。
この夜をつなぐもの