初登場紹介|大序章
この評定で初めて姿を見せる四人
「迎暦協議評定」
〈香塔・神殿・王権、調停の楔、旧ノクタリアの残響〉
この頁の人物イザーク/塔主/カミュール/アゼル
椿静月二日。香塔・神殿・王権が向かい合う、王宮の評定殿。
三権の外に置かれた調停府、星と香を担う香塔、規律を守る神殿。
イザーク、塔主、カミュール、アゼル。
言葉より先に、座る位置と装い、視線と指先が、それぞれの役目を伝える場面です。
調停府・副長官の記録
イザーク
物語開始時点|大序章「迎暦協議評定」
誓白を基調とした副長官の正装で、父ダリウスの傍らに控えます。 三権の外、北に置かれた調停府の席で、言葉を発さず評定を見つめます。
動かぬ楔
王権の一府でありながら、三権の外から内へ押し込む調停府。
ダリウスとイザークは動かず、均衡だけがそこに残ります。
台詞ではなく、その立ち位置によって役目を示します。
香塔・最高位の記録
塔主
物語開始時点|大序章「迎暦協議評定」
黒地に金香双紋を重ね、背に星印を負う星統衣。 香塔席の中央に座し、右に天文監カミュール、左に聖女監グレイオスを置きます。
香塔席の中央
初登場で語られるのは、中央の席にいることだけ。
言葉も内心も明かされないまま、星統衣と席次が、
星と香の塔を統べる最高位であることを静かに示します。
香塔・天文監の記録
カミュール
物語開始時点|大序章「迎暦協議評定」
澄藍と蒼銀の監衣で、塔主の右に背を正します。 紫紺の髪が高窓の光を拾い、卓に添えた手は静止したまま、指先だけが微かに動きます。
見えない星を結ぶ前
評定殿に星図はありません。
それでも指先に残る小さな動きが、星暦と星読を担う天文監の習いを伝えます。
初登場では、その癖だけが静かに記されます。
神殿・審眼の座の記録
アゼル
物語開始時点|大序章「迎暦協議評定」
焦紅と黒金の正装で、大主座の左手に置かれた「審眼の座」へ。 言葉を発さず、香塔の天文監へ底冷えのする気配を向けます。
審眼の座
理由を探すより先に、息が浅くなる。
初登場で示されるのは、その冷えた圧だけです。
神殿の規律と審きを担う席が、評定の緊張へ細い輪郭を加えます。
この評定をつなぐもの